更年期障害もがんも怖くない!~最新医療説明書~

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意外に注意が必要な分離法

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抗体作製の注意点

生物の生体防御機能の1つである獲得免疫は高い選択性がある抗原抗体反応を利用して、特定の抗原を速やかに排除することができるものです。その選択性の高さがあるために間違って自分の細胞を攻撃してしまって、排除してしまうということはほとんど起こりません。その点に着目して開発された生体物質の検出及び分離法が免疫沈降であり、不溶化した抗体を用いて抗原を検出及び分離することができます。その選択性の高さから、類似した物質を検出することなく特異的にその抗原のみを検出できるのがメリットとされていますが、実際に使用する際には注意点があります。そういった高い選択性のある抗体は製作しなければならず、あまりに似ている物質があると同時に検出してしまうこともしばしばあるということは留意が必要です。

根気が必要な抗体作製

免疫沈降を用いて標的としている物質を、検出及び分離するためには抗体を作製する必要があります。その際には実験動物を用いて抗体作製をする必要があるということが不可欠であり、そのやり方やかかる期間を知っておくことが大切です。特に免疫沈降に用いることができる抗体を作製するためには何度も繰り返し抗体作製を行って、より検出感度が高く、他の類似物質を検出することがない抗体を選び出さなければなりません。実際に免疫沈降を簡単に使えるようにするためにはこの抗体作製の過程が最も時間も労力もかかるものであり、その作製ができるまでには何年もかかることもあるということは知っておくべきでしょう。これらは医療機関にて受けることが出来るようになっています。