
みなさんほたるびです
この記事では、わたくしほたるびが『アサシンクリード シャドウズ』をクリアした感想をまとめています。
攻略情報やストーリーの詳細な考察ではなく、実際にプレイしたうえでの率直な感想・評価を中心にお届けします。
なお、記事内にはネタバレを含む表現や、一部暴力・グロテスクな描写について触れる部分があります。あらかじめご了承ください。
目次
作品概要
メーカー | Ubisoft |
---|---|
発売日 | 2025/03/20 |
価格 | ¥9,790円(スタンダードエディション) |
ジャンル | アクション/アドベンチャー |
対応機種 | PlayStation®5 / PC(Steam等) / Xbox Series X|S |
CEROレーティング | Z(18歳以上) |
ほたるびのゲームレビュー評価表
🎮 ほたるびのゲームレビュー評価表
評価項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
ストーリー・キャラ | 〇 | 感情移入しやすく、最後まで引き込まれました! |
世界観・舞台設定 | 〇 | 日本の歴史をしっかり調べて反映させたと感じれた。とくに弥助の日本語が流暢で言葉選びも、日本人でもなかなか出ないだろうというぐらい時代にあわせた言葉遣いだったのが印象的 |
操作性・システム | 〇 | 操作性は◎、システム面で詳細な説明があればバッチリ |
音楽・効果音 | △ | 耳に残るBGMが無かった印象 |
グラフィック | ◎ | 全体的に景観が綺麗で、日本の四季を描いているところがお気に入り |
ボリューム・やりこみ | ◎ | メイン以外でもやることは多く、時間が溶けていく |
難易度バランス | 〇 | ゲーム中級者向け。 |
プレイ環境 | PS5 | |
プレイ時間目安 | 約70時間(メインストーリー) | |
総合満足度 | 75点♪ |
アサシンクリード シャドウズの感想(クリア後レビュー)
ボリュームが歴代最大級
今作でシリーズ4作品目のプレイとなりますが、メインストーリーのボリュームは過去作の中でも最大級に感じました。
オープンワールドを探索する楽しさや、クエストごとの密度もしっかりあり、長時間遊べる構成になっている印象でした。
私は結構寄り道をしたり、写真を撮りながらで時間を使ったのでストーリーメインで進める方だと私の半分ぐらいの時間でクリアできるかと思います。
奈緒江のステルス性がゲームとの相性と抜群
奈緒江は“伊賀の忍”という設定で、ステルス、暗殺アクションとの相性が非常に良いです。暗殺や潜入といったアサシンクリードらしさを強く感じるキャラクターで、ほとんどの場面を奈緒江で進行しました。
歴史背景に興味が湧く演出
歴史に詳しくない筆者でも、知っている人物や建物が多数登場し、ちょっとした発見が楽しかったです。織田信長や明智光秀といった有名人が出てくるだけでなく、日本の歴史をなぞりながらのオリジナルストーリーに絡めてくるのはすごいなと感心しちゃいました。

私もこのゲームを遊んだら歴史のテストでいい点とれるかな?
※ほたるびちゃんは18歳未満なので遊んでないですよ
良かった点
1. 2人のキャラクターによる異なるアクションや戦闘スタイル
奈緒江と弥助、それぞれで異なるアクションや選択肢が用意されています。
奈緒江の場合は敵に気づかれずに暗殺、潜入等のアクションが得意なキャラクターです。
逆にひとたび戦闘になるとスキルを開放していないと倒すのに時間がかかったり、受けるダメージが大きいといった要素を持ったキャラクターです。

弥助は「侍」でRPGいわば戦士といったキャラクターで、刀、薙刀、金棒といった武器を自慢のパワーで押し切っていく戦闘スタイルです。戦闘に慣れた人なら3人程度ならまとめて相手にできるぐらいのポテンシャルもあり、ステルスなんてコソコソしたことは性に合わないといった人なら好きになるキャラクターかと思います。

しかし、奈緒江のように素早く移動したり壁のぼりやバレずに暗殺というのは苦手なキャラクターなので、お互いの得意と不得意がはっきりした2人になっています。
キャラ性能がわかりやすく、1人のキャラばかりだと単調になり、やがて飽きにつながると思うので
2人のキャラクターを扱える今作はとても良い点だと思います。
2. 全体を通してストーリー展開が分かりやすい
ストーリー序盤は奈緒江視点で進んでいき、目的も明確で感情移入しやすい構成です。
とくにアサシンクリードというテーマ性で見ると奈緒江の両親が深くかかわってくる部分や終章で触れられる母親のことなど考えると、今作の主人公というポジションに収まっている印象がとても強く、メインストーリーだけでも最後まで見たいと思わせてくれる内容でした。
3. 奈緒江のアクションの自由度が高い
高所移動、壁登り、隠密行動など、行動の自由度は非常に高く、アクション面でも満足度が高いです。
アサシンクリードシリーズといえばといった感じではありますが、とくに鉤爪による振り子移動や縦に昇降できるアクションを簡単にできるので、これまでのシリーズでもあった上に行くためのルートを探すといった点は困らなくなりました。
「行動範囲内で行けない場所がない」と感じるほど、マップの作り込みが細かい印象。
惜しかった点・改善してほしいところ
1. 敵のAIが甘く、緊張感が薄れる
- 味方が倒されても反応が鈍い
- 明らかに音や声が出てても感知しない
- 敵の“確認モード”で隠れる猶予がもらえすぎる
↑は参考動画ですが、明らかに見えていただろうといったところでも、とりあえず警戒モードみたいになるだけなので優しく感じます。
このあたりは、もう少し敵の感知能力が高くてもよかったと思いました。
2. ボス戦が単調
織田信長や明智光秀といった重要キャラと正面から戦う場面もありますが、特別な演出やギミックが少なく、やや拍子抜けでした。
雑魚敵よりも、体力と攻撃手数多いだけといった印象でこいつにはどうしても勝てないみたいなところはなく、手応えが無かったのは残念でした。
3. キャラ交代の制限が不便
敵拠点での行動中に「ここは弥助のパワーが必要…」という場面があっても、その場でキャラ交代ができないことが多く、テンポが悪く感じました。一応、敵拠点内でも一部の場所、例えばお城だと天守にあるファストトラベルポイントまで行くと変更は可能ではあるがせめて攻略の終わったところではプレイヤー変更が好きにできてもよいと感じました。

4. プレイアブルキャラクターが2人いることの迷い
先程、良い点として触れた部分と矛盾するかもしれませんが
アクションや戦闘スタイルに違いがあるところでは選択肢が増えて、飽きさせにくいポイントでは評価できるのですが、先程触れたように物語の構成上、奈緒江を主人公視してしまっている筆者としては
百鬼衆のストーリーで弥助サイドを選択しようとは思わないので、必然的に奈緒江サイドで進めていますが、ゲーマーとしては選ばなかった話や進行も気になりますよね・・・

なので選ばなかった方の進行ルートは見れないため、2周プレイや分岐前セーブでの対応が必要になってくるわけですが、当然初見でそこまで対応はできなので、クリア後のおまけとかで回想モードみたいなのがあるとより親切なのではと思います。
後日談・クリア後のやりこみ要素
サブクエスト・収集要素が豊富
メインストーリークリア後も、
- サブクエスト
- スキル解放
- 収集アイテム集め
など、コンテンツ量は非常に多く、やりこみ派も満足できる作りです。
私もメインストーリークリア時点でマップ上の訪れていないところが、50%ぐらいはあるように見えるのでボリュームの多さは計り知れないです!

全部コンプリートするのにどれくらいの時間がかかるんだろう!!
無料アップデートでさらなる拡張も
公式からは5月以降の追加ストーリーや新要素の無料アップデートも告知されており、クリア後も遊び続けられるのが魅力です。終章で少し触れられた奈緒江の母親のことや存在感の薄かったテンプル騎士団について等のストーリーなんかが出てくると物語に深みがでてくると思うのでそこらへんに期待をしています!

アサシンクリード シャドウズはどんな人におすすめ?
おすすめする人
- 忍者・戦国時代の雰囲気が好きな人
- ステルスアクションが好きな人
- シリーズ経験者やオープンワールド系のが好きな人
- 和風な雰囲気の風景を楽しみたい人

人によっては合わないかも?
- 日本の歴史や和風な雰囲気が苦手な人
- ゲームに強い難易度を求める人
- ワンパターンな進行に飽きやすい人
まとめ|炎上を超えた良作だった
発売前は炎上騒動などで物議を醸していた本作ですが、実際にプレイしてみてその悪いイメージを覆す良作だったと感じました。
これは個人の考えですが、私はあくまでゲームはフィクションで遊ぶ人が楽しめればいいと思っているので、発売前の騒ぎが理由で敬遠している人は勿体ないと思います。
シリーズを通して好きな人からするとテンプル騎士団とアサシンの関係性が薄かったり、現段階ではやや物足りなさを感じる部分はないとはいえませんが、それでもシリーズファン・ステルスアクション好きには自信を持っておすすめできる一本です。
「評判が気になるけど迷っている…」という方は、ぜひ一度自分で触れて確かめてみてください!

最後まで読んでくれてありがとう~
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