
みなさんほたるびです
ドンキーコング バナンザのハーモニーレの肺内クリア後のエンドまでみることができました〜
プレイ時間はマイニンテンドーアプリ上で25時間ほど。
思ったよりサクッと終わった印象でしたが、今作は自由度が高く、寄り道や探索が好きな人はもっと時間がかかると思います。
この記事では、私(ほたるび)がクリアするまでに感じた感想を書いています。
ラスボスやクリア後についてなどネタバレありなので、知りたくない方はそっとページを閉じてください。
ドンキーコング バナンザについて

【タイトル】ドンキーコング バナンザ
【ジャンル】3Dアクション
【発売日】2025年7月17日
【機種】Nintendo Switch 2専用
【プレイ人数】1~2人
【発売・開発】任天堂
【価格】パッケージ版:8,980円(税込)、ダウンロード版:7,980円(税込)
■ 概要
『ドンキーコング バナンザ』は、「敵も地形もすべて破壊できる」爽快感と、地下世界を冒険するダイナミックな3Dアクションゲームです。
舞台は“深さ”によって景色が変化する広大な地下世界。ドンキーコングと少女ポリーンが協力しながら、あらゆる壁や地面を突破し、「黄金のバナナ(バナモンド)」を集めて進んでいきます。

■ ストーリー
“願いを叶える星の中心”を目指し、地上に帰りたいポリーンと、バナナを求めるドンキーコングが地下世界を突き進む。
その旅の中で「バナンザ」という古代の力を伝承し様々な困難に立ち向かいます。
そしてポリーンの歌声が物語の重要なカギとなってきます。行く手を阻むヴォイドカンパニーと競い合いながら、2人は地下世界を冒険します。
■ 豆知識
- 「バナンザ」は「バナナ」+英語の「ボナンザ(大当たり・鉱脈)」を組み合わせた造語。
- 地下世界には多くの隠しエリアやバナモンドが存在し、探索要素も豊富。
エンディングまで駆け抜けての感想
一言でまとめるなら、とても面白いゲームでした。
ドンキーコングは歴史が長く知名度も高いキャラクター。スーパードンキーコングシリーズを遊んでいた人、3Dアクションが好きな人、ドンキーコングが好きな人には間違いなくおすすめの一本で、絶対に遊んでほしい作品です。
今作は見知ったDKアイランドではなく、インゴス島という島から始まり、様々な地下世界を冒険するという内容で、地下世界の独特な住人や敵対するヴォイドカンパニーといった新しい要素もたくさんありドンキーコングの世界がまた広がったところも楽しめた要素だったと思います。

お馴染みのディディーコングやクランキーコングといった面々も登場したりしますが、個人的にはディディーと一緒に冒険できるところがあることを期待していたので少し残念でしたね。

お馴染みといえば、ドンキーシリーズを知っていればあのワニは?

と思う方もいると思いますが
道中にもヒントはけっこうあり存在を匂わせてるので、シリーズファンの方は気づいた方も多かったんじゃないでしょうか。

少し意外だったのは今作のストーリー内では出さず、エクストラ的なポジションかな~と予想していたので登場シーンには思わず声をあげていました。
演出も素晴らしく「THE END?」のところは「ですよね~」と言いながらプレイしてましたよ笑


ここからバナルートに連れられ地上に飛び出す形になりますが、なんだか見覚えのある都市に到着します。マリオオデッセイをプレイした身からすると「あれ…ここって……」となると思います。

ラスボス戦はクルールの元に向かうパートと戦闘パートに分かれています。
道中はこれまでのバナンザ能力を駆使して進まないといけなくなっていて、ここまでほとんど使用しなかったシマウマバナンザの効果を忘れて、若干行き詰ったりしてました笑
最後のクルール戦はめちゃくちゃ強敵といった感じではなかったので、やり直すといったことは起こらなかったですが、初見での攻撃の派手さに慣れなかったのと、ダメージの与え方を見つけるまで少し時間がかかってしまい、約10分ぐらい戦っていました。

クルール撃破後はポリーンの願いである地上への帰還を願い、ドンキーとお別れに少ししんみりとしたEDを迎えることとなりますが、またすぐに出会えるのでポリーン大好きな方も安心してくださいね。

クリア後についてはバナモンドの収集や、バナンザの新たなスキル開放のための修練や、ボスラッシュなどまだまだ終わらせてくれない要素が盛りだくさんとなっています。


個人的にはシマウマバナンザ修練とハーモニーレの肺内のコンプリートが難しくて、何度もやり直す羽目になってしまいした。特にシマウマバナンザ修練での時間制限を付けてくるあたり鬼畜だな~子供とかできなくて泣いちゃうんじゃないかと心配になりました笑

最新作ならではの新しさはもちろん、シリーズを知っている人なら懐かしいBGMや演出に思わずニヤッとする場面もありました。
- 一言でまとめると:めちゃくちゃ面白い!
- 爽快な地形破壊アクションが気持ち良く、テンポも快適
- シリーズ経験者には懐かしいBGMや演出が刺さる
- ストーリー進行は易しめで、寄り道要素も豊富
ゲームシステムと操作性
操作性はほぼ満足!
最近遊んだ中では、ここまでシンプルでわかりやすく、かつストーリー進行だけなら難易度が高すぎない作品は久々でした。
今作の特徴の一つであるバナンザについてもいいシステムといえる点です。

これまでのドンキーシリーズだと冒険を助けてくれる「アニマルフレンド」という仲間がいましたが
決まった場所の登場といった限定的なお助けキャラでした。このバナンザは自らが好きなところで
変身し、各動物の持つ力を使用できるといったもので、使用条件がゆるく周りにゴールドがある環境なら再チャージが容易な点はストレス無く使い放題です!
さらに通常ストーリークリアだけなら、ボス戦など一部の状況を除けばそこまでバナンザの力を強制させられるわけでもないので、出し惜しみしたり、変に考えて温存するみたいなこともなかったのでゲーム慣れしてない人にも扱いやすいシステムになっていると思います。
さらに先ほども挙げた壁のぼりや、泳ぐ場面などでもスタミナ的な考えもないので、移動面での立ち止まりや失敗からのリトライでもだるさ感じさせず、アクション面に集中できたところが個人的にはこのゲームを遊んでいて一番良かった点だと感じました。

岩を持ち上げながら壁を駆け上がる姿にはびっくりしたよ!!
ドンキーコング&ポリーンについて
ドンキーコング

お馴染みのネクタイがトレードマークのゴリラですが、今作のドンキーは出だしから衝撃的。
「ドンキー、お前…拳で地形破壊できたのか!?」と思わずツッコミたくなるパワフルさです。
これまでのシリーズで、ここまでパワー全開の攻撃はほとんどなかったはず。思い出せてもスマブラの溜めパンチくらいで、拳一振りの威力がインフレしすぎていて笑ってしまいました。
スーファミのスーパードンキーコングだと、敵を倒す方法は踏む・ローリング・樽投げくらい。パンチ系は64の攻撃ぐらいしか思いつきません。
もはや魔改造されたか、別個体かと思うレベル。
ゼルダシリーズの「時オカリンク」と「ブレワイリンク」の名前は一緒でも別人という設定にに近いかもしれません。
とはいえ「壊す」「豪快」といった言葉がこれほど似合うゲームはなかなかなく、これまで知らなかったはずのドンキーらしさを存分に感じられます。
Aボタンがジャンプ、B・X・Yボタンが全てパンチという割り当ても「どれだけ殴らせたいんだ」と笑ってしまいました。
表情やリアクションも豊かで、もともとコミカルなキャラでしたが、今作ではさらにそれが際立っていて楽しいキャラになっています。

ポリーン
ひょんなことからドンキーと共に冒険することになった13歳の少女。公式設定では地下世界に伝わる特別な力「バナンザ」を受け継いだ重要人物であり、共に“願いを叶える星の中心”を目指すドンキーのパートナーキャラです。

ドンキーと違い言葉を発してくれる存在で、気持ちや考えがわかりやすくプレイヤーに伝わってきます。またメタ的なことをいうとゲーム内でのヒント役としてもしっかり役割も持っていたり、13歳という年齢相応に明るく無邪気な面と可愛らしさも持ち合わせていたり。

登場シーンではヴォイドカンパニーに追われ、岩のようなものに閉じ込められるなど、不安や恐怖が強く描かれますが、大好きな歌を通してドンキーを助け、成長していく姿は見守りたくなる魅力があります。

個人的にポリーンの好きな場面はここ!

出会った頃はみんなの前で歌うことにためらいがあったけど、冒険を経てだんだんと自分の役割としての自覚や人前で歌うことへの抵抗がなくなったシーンは嬉しくなったところでした。

DKと打ち解けていくポリーンの姿はなんだかほっこりしちゃうね
ゲームの雰囲気
私が知っているドンキーシリーズの3Dアクションは64の『ドンキーコング64』だけでしたが、今作はそれ以来の立体的な冒険感を味わえました。
Switchで発売された『スーパーマリオオデッセイ』とプロデューサーが同じということもあり、グラフィックやUIの雰囲気は似ています。
「きがえ」のシステムもありオデッセイと比べても、バリエーションも多く見た目が変わるだけでなく追加の効果も付与してくれるので、冒険を手助けしてくれますよ。

ゲーム進行は階層を進んでいく形式で、箱庭型エリアでバナモンドを集める点も、オデッセイのムーン集めに近いです。
さらに、一部のアクションや遺跡のミッションは、Switch版ゼルダシリーズを彷彿とさせました。壁をよじ登ったり、次の階層へダイブ姿は、経験者なら「あの感じだ!」と思い浮かぶはず。

任天堂がこれまで作ってきた、3Dアクションのいいところがたくさん詰まったゲームといった印象でした。
ポリーンについての考察
Switch発売以降のマリオ作品(スーパーマリオオデッセイ、マリオカートなど)での登場で、ポリーンという名前はすっかり浸透しました。ただ、今作のポリーンの登場で過去作のポリーンと同一人物なのかということは明言されず大きな謎として残っています。
ドンキーコングシリーズは歴史が長く、初代アーケード版やファミコン版では「攫われたレディ(後のポリーン)」を助けるゲームとして有名です。
この初代ドンキーは現在のクランキーコングとされ、ポリーンは当時マリオの恋人という設定でした。

ドンキーコングとポリーンの歴史を簡単に整理すると
- 初代『ドンキーコング』(アーケード/FC)
→ マリオの恋人「レディ(のちのポリーン)」がドンキーに攫われる
→ このときのドンキーは、現在のクランキーコングとされる - 『スーパードンキーコング』(SFC)
→ この作品から主人公のドンキーは「クランキーの孫」とされ、以降2代目ドンキーコングとして様々な作品で活躍 - 『スーパーマリオオデッセイ』(Switch)
→ ポリーンはニュードンクシティの市長&歌手として登場
→ 見た目も大きな変化はなく、違和感なく描かれていた

今作のポリーンの謎
ところが『ドンキーコング バナンザ』に登場するポリーンは 13歳。
普通に考えれば「オデッセイのポリーンの子供時代」とも思えます。
しかしそうなると、
- クランキーが既におじいちゃんになっている現在
しかもラストステージでは「ニュードンクシティ」が登場し、オデッセイとの世界観のつながりが示唆されるため、余計に謎が深まります。

今回の様にマリオ作品関連で年齢が明確に出るケースは珍しく、マリオでさえ26歳前後としか言われません。だからこそ今回のポリーンについては各プレイヤーの世代でいろんな考えが出てくるキャラになっています。
初代ドンキーコングの設定があるので、最初はクランキーとポリーンが、対面したこのシーンでおおっ!?となったのでXに投稿してしまいましたが、思いのほか気になる方もいるみたいでコメントをいただいたりもしました。
ほたるびの考え
個人的には、今作をプレイしている最中は今回のポリーンは**「初代ポリーンの孫」**だと考えていました。作中で「おばあちゃん」という言葉が出てきたり、衣装が過去作を意識したデザイン(「レディワンピース」「ディーヴァドレス」)だったりと、世代をつなぐ演出が随所にあったことが理由です。

もう一つの考え方としては、「ポリーン」という名前そのものが世襲性、称号のように受け継がれている可能性。「ドンキーコング」という名前が世代交代とともに変わったように、「ポリーン」も特別な力を持っている者に引き継がれているのではないか……とも考えられます。

ただマリオの存在を考えると初代ドンキーコングであるクランキーと対峙している事実があるので、スッキリとした答えにはたどり着いていない感じです。
今のところ公式から明言はなく、ポリーンの正体は「謎」のままです。
だからこそ、世代やプレイヤーの経験によっていろんな解釈ができるのが面白いところ。
皆さんはどう考えますか?
「孫」なのか「同一人物」なのか「世襲制」?
それとも別の可能性があったり・・・ぜひコメントやSNSで考えを教えていただけると嬉しいです!
※今回の考察は、初代ドンキーコングからの歴史をベースにしています。別の次元や時代を舞台にしたSF的な解釈も面白いですが、ここではあくまで歴史を軸に考えてみました。もちろん、それらの考え方を否定するものではありません。
ちなみ2025年8月20日に投稿されていた任天堂専門メディア「Nintendo DREAM WEB」様のドンキーコングバナンザの東京開発チームにお話をうかがいましたというインタビュー記事でもポリーンについて触れられているところがありましたので一部引用させていただきます。
ポリーンを“13歳”にしたのは?
── 今回の冒険において、ポリーンの存在は大きいですね。「開発者に訊きました」で登場経緯が語られていましたが、もともと過去作にいたキャラクターが幼い姿で登場して驚かされました。
元倉 ポリーンはもともと、本作に登場させたいキャラクターのいくつかの候補として挙がっていたんですけど、うまいことあそびの仕様に落とし込めなかったんです。バナンザ変身の試作ができて、それを見て久保さんが曲を作ってくれて、バナンザ変身と歌とを結びつけられたことで、ポリーンの登場が決まりました。
── 13歳という設定は?
高橋 同行させるうえで、ドンキーコングの背中に乗って一緒に冒険させたいというのがあって。最初は大人の姿も試したんですけど、女の子がサイズ感的にいいですし、今回初めて「ドンキーコング」を遊ぶというお客様も多いと思ったので、新しいキャラクターとして馴染んでいただきたかったんです。
── 設定した年齢を公開するのは、任天堂キャラクターでは珍しいですよね。
高橋 ストーリー的にも、やっぱり13歳って葛藤や悩みを抱えていたり、将来の夢とかも意識しだす年齢かなとも思っていて。そういうところのストーリーの描き方としても、ちょうどいい年齢かなと思いました。
── ポリーンの住んでいる場所や暮らしなどの設定もあるのでしょうか。セリフのなかで、おばあちゃんと一緒に暮らしているのではないかということをイメージしましたが…。
元倉 そうですね、設定は考えてあって、そのうえでセリフなどを用意してもらっています。
── 過去作のポリーンとは同一人物になるのかといった兼ね合いも、どういうふうにストーリー上は作られているんでしょう。
高橋 ストーリー上である程度わかるとおりではあるのですが、詳しいことはご想像にお任せしますということで。
【インタビュー】設定秘話や過去作ネタのことも!『ドンキーコング バナンザ』の任天堂東京開発に直撃
https://www.ndw.jp/dkbananza-interview-250820/
ポリーンの年齢設定や過去作ポリーンとのつながりについては、プレイヤーの想像に任せられているという内容で謎として残されたままになってしまいました。
まとめ
- 爽快感・探索・キャラの魅力が融合した良作
- ポリーンの正体はシリーズの新たな謎要素
- 新規もシリーズ経験者も楽しめる完成度
Switch2を持っているなら買って損はないと思える作品ですし
これからSwitch2を購入を考えている人の最初のソフトとしてもオススメしたい1本です。
私のような旧作ファンの心をつかむ懐かしい演出やBGMなど
良いところをあげればたくさんあるけど、悪いところなんてないんじゃないかといえる素晴らしい作品ですので買おうか迷っている方はぜひ遊んでみてくださいね。


最後まで読んでくれてありがとう~
投稿日
更新日
2025年8月23日
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